
目次
医学的な定義と特徴
- 急性の感音難聴
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純音聴力検査において、隣り合う3つの周波数で各30dB以上の難聴が認められる状態を指します。内耳の機能障害によるものです。
- 発症のタイミング
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「いつ、どこで、何をしていたか」がはっきり言えるほど、突然(72時間以内)に症状が現れるのが大きな特徴です。
主要症状
- 難聴
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突然、片方の耳の聞こえが悪くなります。完全に聞こえない場合や、特定の音だけが聞こえなくなる場合もあります。
- 耳鳴り
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聞こえの悪化とほぼ同時に、キーンといった耳鳴りが始まることが非常に多く見られます。
- めまい
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約半数の方に、ふらつきや回転性のめまいが伴います。内耳の平衡感覚への影響によるものです。
- 耳閉感
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耳の中に水が入ったような、詰まった感じ(耳閉感)を覚えることもよくあります。
疾患の主な特徴
- 片耳のみに発生: ほとんどの場合、右か左どちらか一方のみに起こります。
- 再発は極めて稀: 一度治ると、同じ耳に再び発症することは原則としてありません。
- 幅広い年齢層: 特に40~60代に多いですが、若年層から高齢者まで発症します。
発症メカニズム(仮説)
- 血流障害説
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内耳へ酸素や栄養を運ぶ細い血管が、痙攣や血栓によって詰まり、内耳の細胞がダメージを受けるという説です。
- ウイルス感染説
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ヘルペスウイルスなどの感染により、内耳や聴神経に炎症が起こることで難聴が生じるという説です。
発症の誘因
突発性難聴の発症前には、多くの場合で以下の状態が共通して見られます。
- 過度のストレス:自律神経の乱れと血流低下
- 慢性的疲労:免疫力の低下
- 睡眠不足:内耳の代謝機能の阻害
治療のゴールデンタイム
発症から1週間以内に治療を開始できるかが回復の鍵です。
2週間を過ぎると内耳の組織変化が固定化され、治療による改善が極めて困難になります。 できれば1週間以内、理想的には発症から48時間以内の受診が推奨されます。
予後の目安
- 完治
- 部分的回復(難聴が残る)
- 不変(全く回復せず)
それぞれが3分の1であり、早期治療でも完全に回復する人は約3分の1と言われる難治性の疾患です。だからこそ、一刻も早く耳鼻咽喉科への受診が必要です。

